春の洗礼
三寒四温を繰り返し、徐々に春めいてきましたね。
春は解毒。そして生まれ変わりの季節です。
冬に冬眠の氣で栄養分を静かに温存していた心身。
それを、芽吹きに向けて活動的な心身にむけてエネルギーが変わります。
そのため冬に心身に沈殿し溜まったものを、吐き出し、排泄しなければなりません。
春に旬を迎えるお野菜や山菜は灰汁やえぐみを持ち、不要物を排泄する役目を担っています。過ぎるのは何でもよくありませんが、このような旬のものをうまく取り入れて、季節の変化に対応していくことはとても大切なことです。
私も例のもれず、春への移り変わりの洗礼(!?)を受けました。
2月後半から先日まで体調が整わず、癒着障害による激痛から・インフルエンザ・花粉症・またまた癒着痛とほとんど寝て過ごす期間が3週間続きました。
インフルエンザなんて、家族に出ても移ったことがなかったのに、今年は初感染。子供の時はあったかもしれませんが、記憶にないほどです。
それにかかってしまったと言うことは、かなり酷使していたのだと思います。
これは、冬の間の休息と栄養の温存が不十分だったために、この時期に負担の調整期間が必要になったためです。
自分では冬の管理をしながら過ごしていたつもりでしたが、氣力でカバーしていた分のつけがまわってきました。
行動出来ているその時は、動けているから大丈夫と思いこませているのですが、やはり過ぎてしまっていたことが後の現象で確認できます。
体力の持久力がもともと少ない私は、ついもう大丈夫ではないか!?と過信してチャレンジしてしまう癖があります。
ちょっと快調だと調子に乗ってしまうという欠点もあります。
こんな時は、その時の状態を味わい尽くすようにしています。
焦りを感じているな・・とか、かなり疲れているな・・とか、痛すぎるな・・・とか、これ以上行くと氣を失うな・・・とか、今落ち込んでいるな・・・とか、孤独を味わってるな・・とか、まだ休んだ方がいいかな・・とか・・・・沢山浮かんでくることを、そのまま味わっています。
体が弱っている時は心も連動していることを、確実に認識します。
以前はこのことを見て見ぬふりをし、突っ走っていました。
体は動かなくても氣持ちは抗っていました。
氣もちは強くあらねば!!と。
こんな私。と氣付かせてくれたのはヨガでした。
自分を見ることへの罪悪感を消してくれました。
弱っている自分も自分だと認める。
なので、これでも以前よりは調整ができているのです。
受け入れが出来るようになりました。
休んでいることを責め続けていましたが、責める時間が短くなって、じっくり休むときは休むことができるようになりました。
以前は、休んでいる間中自分を責めて、休んでいても心は休んでいませんでした。
今はそんな時、自分がどう感じているのかを直視して、次へ進む考えを生めるようになりましたし、いい意味で”今は自分には無理”を許すようになりました。
そして、そんな状態を経験したことを、周りの方々へお伝えする事で役立ててもらえるようにお話することにしています。
健康バランスアドバイザーとして活動しているのに、体調悪くなってるじゃないか!といわれるかも知れません。
そうなんです。体調崩れるんです。
私は体調が崩れやすいんです。
だからこそ このお仕事が出来ているのだと思っています。
誰かがそんな状態になった時、体験しないと氣持ちがわかりませんし、改善方法もわかりません。
同じ体験をしているからこそ、安心してお話ししてくださる方々が周りにいてくださいます。
そして、ありがたいことにそんな方々に私も支えられています。
悪いと思われることでも、生きていく上での意味があります。
むしろマイナスの経験が大きな働きを生んでいます。
私の役目はきっと、自分が経験した痛みや苦しみがあるからこそ、お伝え出来ることも発信できることもあるのです。
この先もこんな自分を調整しながら、こうして私は不調が全くでなくなりました。
だから大丈夫!!と自信をもって身をもって表現できるように研究していきます。
そして正直に好調も不調もお伝えして行きます。
人間は波の中で生きており、いい時ばかりでは決してない。
悪いと思われることがあるから、いいことも味わえるのです。
だた言えることは、私は苦しい痛いと思っても、不幸だと思ったことは1度もないということです。
それでも何故か幸せだと思っている自分が不思議です(笑)
だから笑って過ごせている毎日であると思います。
今回も復活できてよかった!!
皆さんも今不調でも、きっと元氣がやってきます。
自分の体の癖や、考え方の癖など観察して知っていきましょう。
一番近い自分のこと。